maruta2の日記

お肉屋です

自分が「障碍のない社会を作る」という目的を見失った理由②

チェックアウト

 「児童の実態を共有する時間が仕事をする中で一番大切だと思っている。指導者連携会という会議もあるにはあるのだから週に1回設定して話し合わないか。」と提案したのだが、「そんなことは自分たちはやったことがないのでやり方が分からないし、他のクラスでもやっていない。石原はやりたいことがたくさんあるかもしれないが、それは私たちも同じでやりたいことが出来ない業務なので、我慢してやっている。それを分かってほしい。」と言われて考えが変わってしまった。自分は4月より先生たちはやる気がないのではなくて、やる気を校務分掌などの児童から遠い距離にある業務によって搾取され続けていると感じた。その後担任の先生は勉強会にもよく参加していることも知って、なおさら辛い思いをしているのだなと感じた。もしかすると辛いと思わないように無意識に追いやって仕事をしているのかなとも思った。ここから自分だけが頑張ろうとして頑張れない消化不良を味わっているのではなく、現場全体が同じ状況下にあって、苦しんでいるし、思いや辛さを忘れた人がいるのだなと思った。

 つまりすべての消化不良は誰が悪いわけでもなく「しょうがない」のだ。やる気のなさそうな先生や、子どもがいる前で雑談をしたり、からかうような先生も、子どものことをその先生なりに愛して、考えていているのだ。そして周りの先生たちは自分よりも優れている。学校に対する不満がすべて「しょうがない」で解決できてしまう現状に飲まれ目標を見失った。

 

 担任の先生がくれたその言葉の裏には(①わざわざ学期の途中に実態を共有する時間を持たなくとも仕事が回っている②学年所属は担任の意向に従ってほしい③皆我慢して仕事をしているのであなたも我慢してほしい)があると今思う。

 

タイトルについて正しくはチェックメイトと今思う。